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お知らせ

2012年度期末(2013年3月期)決算と業績の概要について

2013年6月7日

アメリカンホーム保険会社の2012年度期末(2013年3月期)の決算と業績の概要についてお知らせします。

1.2012年度期末(2013年3月期)決算

2012年度期末(2013年3月期)の主な業績項目を前年同期と比較した増減と実績をご案内いたします。元受正味保険料(含む収入積立保険料)は、2011年2月に販売した『新・医療総合保険』及び2012年4月に販売開始した『緩和告知型ガン保険』の販売好調などを受け、前年同期比1.2%増加して830.3億円となりました。一方、正味支払保険金は1.4億円減少し243.5億円となったために、正味損害率は2.0ポイント改善して41.9%となりました。正味事業費率は、医療保険等の広告宣伝活動等に費用を積極的に投資した結果、3.5ポイント増加して64.5%となりました。
上記に支払備金繰入(戻入)額、責任準備金繰入(戻入)額等を加減した当期末の保険引受損益は10,049百万円の赤字となり、資産運用で利益を出したものの、当期純損益は9,168百万円の赤字となりました。但し、これは医療保険を積極的に拡大するという当社の事業計画に基づき、積極的に広告宣伝費を投資した結果であり、健全な財務基盤を維持するために必要な資金の投入を米国本社より受けた上で実施しています。したがって、ソルベンシーマージン比率は559.4%と依然として高い水準を維持しています。

当社は、契約獲得のための広告費等を先行投資し、次年度以降の利益で回収する通販型ビジネスを展開しています。販売好調な商品があり将来の利益が見込める場合においては、当該単年度の保険引受損益に与える影響を加味した上で、広告費等を積極的に投資するという判断をしております。2012年度に獲得した新規保険料から得られる将来の利益においても、同年度の広告宣伝費を上回ると見込んでおります。なお、前述のとおり、当社の積極投資の方針を受け、2012年8月及び2013年2月に米国本社より資金が投入され、財務基盤の強化が図られています。

(注1)表中の金額は表示金額単位(百万円)未満を切り捨てして記載しています。
(注2)2012年度期末と2011年度期末の数値を1円単位で計算し、対前年増減と対前年増減率を表示しています。なお、対前年増減率については、小数点第2位を四捨五入して表示しています。
(注3)本業績の概要においては傷害保険の種目には医療保険が含まれます。

(単位:百万円)

項目 2011年度期末
(2012年3月期)
2012年度期末
(2013年3月期)
増減 増減率
元受正味保険料(含む収入積立保険料) 82,030 83,026 995 1.2%
元受正味保険金 36,690 35,005 △1,684 △4.6%
正味収入保険料 61,334 64,215 2,881 4.7%
正味支払保険金 24,490 24,350 △139 △0.6%
営業費及び一般管理費 37,081 39,896 2,815 7.6%
保険引受損益 △5,440 △10,049 △4,608 -
資産運用粗損益 387 263 △124 △32.1%
経常損益 △5,087 △9,854 △4,767 -
当期純損益 △5,928 △9,168 △3,239 -
元受損害率 47.8% 45.2% △2.6 -
正味損害率 43.9% 41.9% △2.0 -
正味事業費率 61.0% 64.5% 3.5 -

(単位:百万円)

項目 2011年度期末
(2012年3月末)
2012年度期末
(2013年3月末)
増減 増減率
総資産 84,981 89,324 4,343 5.1%
純資産 2,543 3,249 705 27.8%
ソルベンシー・マージン比率 522.6% 559.4% 36.8 -

PDF※各期末決算指標の内容につきましては、こちらの用語説明資料をご利用ください。
2013年3月期決算概要(用語説明)(PDFファイル(123KB))

PDF(決算概要参考資料)2013年3月期決算概要(添付資料)(PDFファイル(471KB))

  • 資料1:貸借対照表
  • 資料2:損益計算書
  • 資料3:種目別保険料・保険金
  • 資料4:ソルベンシー・マージン比率
  • 資料5:有価証券含み損益

2.業績の概要

(1)保険引受の概要

当社の収入保険料の約8割を占める傷害保険・医療保険の分野における元受正味保険料は、前年同期比3.8%の増収となりました。自動車保険はマーケティング効率維持の観点から広告宣伝費等を絞ったため、前年同期比9.1%の減収となったものの、当社全体の元受正味保険料は前年同期比1.2%の増収を確保し、約830億円となりました。

(2)資産運用の概況

当期末は、利息及び配当金収入が減少したことで、資産運用粗損益は前期末の3.9億円の利益から1.2億円減少して、2.6億円の利益となりました。

(3)当期純利益

保険引受損益は100.5億円の赤字となり、これに資産運用粗利益等および特別損益、法人税等を加減した当期純損益は、91.7億円の赤字になりました。

(4)ソルベンシー・マージン比率

保険会社の経営の健全性を判断する指標のひとつであるソルベンシー・マージン比率は、財務基盤の強化のために米国本社から資金が投入されたこと、及び有価証券の含み益が大幅に増加したことにより当期末は559.4%と、前期末(2012年3月期)の522.6%と比べ、36.8ポイント増加しました。

■アメリカンホーム保険会社 会社概要

日本における損害保険事業免許取得 1960年
日本における代表者 社長兼CEO 橋谷有造
会長    後藤久雄
日本における営業所在地
(東京オフィス所在地)
東京都港区虎ノ門4-3-20 神谷町MTビル