お知らせ
2015年度(2016年3月期)決算と業績の概要について
2016年5月27日
アメリカンホーム医療・損害保険株式会社の2015年度(2016年3月期)の決算と業績の概要についてお知らせします。
1.2015年度(2016年3月期)決算
元受正味保険料(収入積立保険料を含む)は83,892百万円と前期に比べて0.1%の減収となりましたが、正味収入保険料は71,859百万円と前期に比べて4.2%の増収となりました。
一方で正味支払保険金は傷害保険および自賠責保険の保険金支払いの増加の影響により、26,676百万円と前期に比べて2.4%増加しました。
営業費および一般管理費、支払備金繰入(戻入)額、および責任準備金繰入(戻入)額等を加減した当期の保険引受損失は4,778百万円となり、当期純損失は11,141百万円となりました。
これは、事業戦略を変更し、販売費や広告宣伝費の大幅削減を実施したことで営業費および一般管理費が10,445百万円減少したことおよび収入保険料の伸びに比べ発生保険金が落ち着いていたことが要因です。当期末ソルベンシー・マージン比率は、主に当期純損失の認識と資産運用リスクの増加により736.4%と約56%減少しましたが、引き続き高い水準を維持しています。
(単位:百万円)
項目 | 2014年度 (2014.4〜 2015.3) |
2015年度 (2015.4〜 2016.3) |
増減 | 増減率 |
---|---|---|---|---|
元受正味保険料 (収入積立保険料を含む) |
83,968 | 83,892 | △75 | △0.1% |
元受正味保険金 | 35,326 | 34,228 | △1,097 | △3.1% |
元受損害率* (%) | 45.2% | 43.9% | △1.3% | - |
正味収入保険料 | 68,986 | 71,859 | 2,873 | 4.2% |
正味支払保険金 | 26,052 | 26,676 | 624 | 2.4% |
正味損害率* (%) | 41.6% | 40.8% | △0.8% | - |
正味事業費率 (%) | 71.0% | 54.5% | △16.5% | - |
営業費および一般管理費 | 45,342 | 34,897 | △10,445 | △23.0% |
保険引受損益 | △16,510 | △4,778 | 11,732 | - |
資産運用粗損益 | 865 | 842 | △23 | △2.7% |
経常損益 | △15,747 | △3,999 | 11,748 | - |
当期純損益 | △15,786 | △11,141 | 4,644 | - |
項目 | 2014年度 期末 (2015年3月末) |
2015年度 期末 (2016年3月末) |
増減 | 増減率 |
---|---|---|---|---|
総資産 | 117,804 | 121,036 | 3,231 | 2.7% |
純資産 | 13,075 | 9,868 | △3,206 | △24.5% |
単体ソルベンシー・ マージン比率 (%) |
792.8% | 736.4% | △56.4% | - |
*「損害調査費」を含んだベースです。
(注)表中の金額は記載金額単位(百万円)未満を切り捨てして表示し、増減率は小数点第2位を四捨五入し小数点第1位まで表示しています。
※各指標の内容・その他決算概要につきましては、以下の添付資料をご参照ください。
・資料1:貸借対照表
・資料2:損益計算書
・資料3:単体ソルベンシー・マージン比率
・資料4:有価証券等の時価情報
2.業績の概要
(1)保険引受の概況
元受正味保険料(収入積立保険料を含む)は、収入の約8割を占める傷害保険・医療保険の分野では、前年同期比2.5%の増収となりました。自動車保険は競争環境の激化により前年同期比13.0%の減収となり、全種目においては前年同期比0.1%の減収となりました。
(2)種目別保険料・保険金の概況
当年度の種目別保険料・保険金の概況は別添のとおりです。
(注1)表中の金額は記載金額単位(百万円)未満を切り捨てして表示し、増減率は小数点第2位を四捨五入し小数点第1位まで表示しています。
(注2)本業績の概要においては傷害保険の種目には医療保険が含まれます。
(3)資産運用の概況
当期末の有価証券含み損益は、前事業年度末の3,068百万円の含み益より1,696百万円増加して4,764百万円の含み益となりました。
※過去の業績の概要についてはこちらをご参照ください。