妊娠に備える保険はある? 妊娠前後の保険について

妊娠・出産の計画を立てはじめたら、それに伴う費用負担や、無事に出産できるかどうかなどが気になりはじめるものです。また、その後のライフステージの変化への備えも進めていかなくてはいけません。ここでは、妊娠・出産に備えられる公的な保険や民間の保険について、保険に申込むタイミングなどの注意点も交えて紹介します。

妊娠・出産で保険の対象となるケースは?

正常な妊娠・出産にかかる費用は、公的な医療保険の適用外となり、かかる医療費は全額自己負担となります。また、民間の医療保険でも、正常な妊娠・出産はほとんどの場合補償の対象外です。
健康保険組合からは出産に関する給付を受けられる場合がありますので確認してみると良いでしょう。

一方で、妊娠中の妊娠糖尿病や妊娠高血圧症候群などの治療を受けた場合や、異常分娩となった場合の医療費は公的な保険が適用され、医療費は自己負担割合分のみとなります。さらに、民間の医療保険においても、異常妊娠・異常分娩の場合に備えられる補償があります。

では具体的に、どんな場合に保険適用となるのでしょうか。ここでは、2つのパターンについて紹介します。

切迫早産

妊娠37週以降の正常な時期よりも早く出産にいたってしまう可能性がある状態のことを切迫早産といいます。下腹部痛や性器出血、前期破水などが主な症状です。切迫早産の場合、長期入院が必要となることがあります。切迫早産で入院が必要となった場合、治療費・入院費は公的な医療保険の対象です。

帝王切開

帝王切開は、お腹を切って赤ちゃんを子宮から取り出す手術です。逆子などの理由で正常分娩をすると危険が伴うため、あらかじめ計画して行う予定帝王切開や、母体や赤ちゃんに危機が迫った際に行う緊急帝王切開があります。こうした異常分娩にかかった費用にも、公的な医療保険が適用されます。

民間の医療保険、たとえばアメリカンホーム保険の女性のための医療保険「morph(モルフ)」の場合、異常妊娠・異常分娩で14日間以上継続して入院したときに補償する「異常妊娠・異常分娩一時金支払特約」があります。切迫早産や帝王切開などの異常妊娠・異常分娩で長期入院が必要になった場合に備えられる補償の一つです。

治療費以外に必要となる費用も確認しておきましょう

異常妊娠・異常分娩となった場合、長期的な入院が必要になることがあります。入院期間が長くなると、医療費だけでなく、自身が入院している間の家族のための家事サポートや、産後の育児補助、上の子がまだ小さい場合のシッターサービスなどの費用が必要となることも考えられます。

家事サポートに関しては、出産前後の時期に掃除や洗濯などの家事を請け負うサービスを展開している業者があります。費用はサービス内容やお住まいのエリアなどによって異なりますので、事前に調べておくと安心です。

妊娠中、出産時に万が一のことがあった場合、医療費だけでなく、それ以外の費用が必要となる場合についても視野に入れておきましょう。

保険を申込むタイミングは妊娠前? 妊娠後?

妊娠中、出産での万が一に備え、公的な医療保険だけでは補いきれない費用負担を民間保険でカバーできると安心です。しかし、妊娠・出産に対する保険は、妊娠する前しかお申込みができない場合が多いため、お申込みのタイミングが非常に重要になります。
「morph(モルフ)」の「異常妊娠・異常分娩一時金支払特約」も、妊娠中のお申込みは受け付けていません。

そのため妊娠・出産に備えた民間保険は、妊娠前から検討し、備えておく必要があります。

子どもを考えはじめたときを機に保険の見直しを

妊娠・出産に向けた備えをする場合には、民間保険の全体的な見直しもおすすめです。ライフステージの変化に合わせた備えをその都度選んでいくことで、いざというときの不安の軽減につながります。

「morph(モルフ)」では女性特有のガン、女性特有の病気に特化した補償や、入院に対する補償、手術に対する補償、先進医療を受ける際に受けられる補償など、8つのプランを展開し、心配ごとに合わせて選ぶことが可能です。子どもを考えはじめたときを機に、その後も続くライフステージの変化を考えて、保険の見直しを行うとよいでしょう。

妊娠・出産は、自身や家族にとって大切な出来事です。少しでも安心して迎えられるよう、妊娠を視野に入れはじめた段階から早めに民間の医療保険での準備を考えることをおすすめします。「morph(モルフ)」では、異常妊娠・異常分娩に備えた補償も用意していますので、保険での備えを検討される場合は参考にしてみてください。

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【医療情報に関する監修】
医師:成田 亜希子
国立大学医学部卒。総合診療医。
国立保健医療科学院や公益財団法人結核予防会結核研究所で研修を積み、保健所勤務経験から感染症、医療行政に詳しい。
また、行政の女性健康相談窓口の担当経験もあり、女性を対象とした健康教育なども多く手掛けている。
現在は美容クリニックに勤務し、美容の悩みも含めて女性のトータルケアを手掛けている。