子宮頸ガンの特徴や治療法と備えられる保険について

子宮頸ガンは、女性特有のガンの一つです。比較的若い方も多いガンで、20代後半から急激に罹患率が上昇し、30代後半から40代をピークに罹患数が増加傾向にあります※。
※出典:国立がん研究センターがん情報サービス「がん統計」(全国がん登録)「全国がん罹患データ(2016年~2019年)」 2019年「子宮頸部(上皮内がん含む)」のデータ

ここでは、そんな子宮頸ガンの特徴や罹患率、主な治療法などを詳しく解説します。早めにできる備えとして保険もご紹介しますので、参考にしてみてください。

子宮頸ガンの特徴

子宮頸部とは、子宮の入り口の筒状の部分のことを言います。「子宮頸ガン」とは、この子宮頸部の細胞から発生するガンのことです。対して、子宮の体部(子宮の上部)にできるガンのことは「子宮体ガン」と呼ばれます。

子宮の入り口に発生するガンのため、婦人科検診などでは比較的発見されやすいガンです。しかし、子宮頸ガンが進行すると不正出血やおりものの異常、下腹部痛などの症状が現れますが、早期の段階では自覚症状はほとんどありません。そのため、気付かないまま進行してしまうケースも多いとされています。

子宮頸ガンの罹患率は?

生涯で子宮頸ガンに罹患する確率は76人に1人※と、他の女性特有のガンと比較すると多いほうではありません。
※出典:国立がん研究センターがん情報サービス「累積がん罹患リスク(2019年データに基づく)」

また、国立がん研究センターがん情報サービス「がん統計」(全国がん登録)「全国がん罹患データ(2016年~2019年)」によると、子宮頸ガンは若い年代の上皮内ガンの罹患者が多くなっているようです。上皮内ガンは、ごく早期の病変のことで通常はガンに含めません。しかし、子宮頸ガンはガンになる前の「異形成」と呼ばれる病変と上皮内ガンが同時に存在することが多いため、子宮頸部上皮内ガンと合わせて呼んでいます。


女性特有のガンを補償する保険はたくさんありますが、ガンと上皮内ガンで補償が異なる場合があります。補償内容を正しく理解して備えておきたいですね。

子宮頸ガンとヒトパピローマウイルス(HPV)の関係

子宮頸ガンの主な原因として挙げられるのが、ヒトパピローマウイルス(HPV)の感染によるものです。ヒトパピローマウイルス(HPV)は性交渉によって誰もが感染する可能性がある一般的なウイルスですが、感染した状態が続くと子宮頸ガンを発症することがあり、子宮頸ガンの70%はヒトパピローマウイルス(HPV)感染が原因と考えられています。性交渉の経験のある女性なら、誰もが罹患する可能性のあるガンです。

膣ガンなどもヒトパピローマウイルス(HPV)感染によるものもある

子宮頸ガンと同じく、膣、肛門、外陰部にできるガンの中にもヒトパピローマウイルス(HPV)感染との関連を指摘されているガンがあります。このように、ヒトパピローマウイルス(HPV)は子宮頸ガン以外の病気の原因にもなります。

子宮頸ガンの治療方法とかかる費用

子宮頸ガンの治療法には、大きく分けて、手術、放射線治療、薬物治療があります。病状や進行度合い、年齢、妊娠を希望するか否かなどによって治療法が選択され、複数の治療を組み合わせて行うこともあります。

ガンを取り除く手術において、何をどこまで切除するかは、進行度に応じてさまざまです。ごく早期の段階であれば子宮頸部の一部を切除する「円錐切除術」を行います。また、もう少し進行している場合でも将来的に妊娠を望む場合は、進行度に応じて子宮頸部とその周囲の組織のみ摘出して子宮体部と卵管、卵巣は残す「広汎子宮頸部摘出術」を選択するケースも少なくありません。その他、進行度によっては子宮のみ摘出することもあれば、卵管や卵巣も含めて広範囲に切除することもあります。手術の種類によって、かかる手術費も異なります。

エネルギーが高いX線やγ線などの放射線をガンに照射する放射線治療、抗ガン剤などを用いた薬物治療は、継続的な治療が必要となり、長くなると治療費はより高額となっていきます。また、ガンがある程度進行している場合、手術の後に再発を予防するために放射線治療を行うなど2つの治療を行うこともあります。

なお、先進的な放射線治療の一つである重粒子線治療は、以前は公的保険の対象外でした。しかし2022年4月の診療報酬改定により、「ガンが子宮を越えて広がり、ガンの大きさが6㎝以上であるが遠隔転移がない局所進行性子宮頸部腺ガン(手術による根治が困難である)」であれば、保険適用での治療を受けることも可能となりました。

厚生労働省の令和2年度「医療給付実態調査」を元にすると、「子宮の悪性新生物<腫瘍>」で入院した人の医療費の平均(医療費の総計を件数で割った数字)は約64万円の計算となります(医療費の自己負担割合が3割の場合はこの3割の金額)。ただ、費用は治療法や症状の経過などによって異なるため、個人差は大きいです。

高額な医療費がかかった場合は、年齢や所得に応じて定められた自己負担上限額を超えた金額が支給される「高額療養費制度」があります。ガン治療で大きくなりがちな治療費の負担を軽減できるので、支給申請を行いましょう(加入している公的保険によっては自動的に振り込みとなる場合もあります)。

子宮頸ガンに備えられる保険

高額療養費制度があるとはいえ、先進医療や入院時の食事代、差額ベッド代、交通費などは公的保険が適用されなかったり、治療のために仕事ができず、収入が不安定になったりすることも想定されます。

医療保険は、そんないざというときに備えることができます。特に子宮頸ガンなど、女性特有のガンに特化した保険も、最近はさまざまなプランや商品が登場しています。

たとえばアメリカンホーム保険の女性のための医療保険「morph(モルフ)」の「女性ガン一時金支払特約」は、はじめて女性特有のガンと診断された場合に保険金を受け取れます。女性特有のガンの補償は、上皮内ガン(上皮内新生物)でも補償され、ガン(悪性新生物)と同額の保険金を受け取れます。その他、入院や手術の補償、先進医療を受けたときの費用の補償など、自分が必要な補償を選ぶことができます。

子宮頸ガンは、若い世代の罹患率が高い傾向のガンです。ガン検診を受診し、早期発見につなげることはもちろん、早めに備えをしておくことが大切になります。アメリカンホーム保険では、自分ができる範囲での備えから始めることが可能です。いざというときの不安や負担を軽減するためにも、保険による備えをご検討されてみてはいかがでしょうか。

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【医療情報に関する監修】
医師:成田 亜希子
国立大学医学部卒。総合診療医。
国立保健医療科学院や公益財団法人結核予防会結核研究所で研修を積み、保健所勤務経験から感染症、医療行政に詳しい。
また、行政の女性健康相談窓口の担当経験もあり、女性を対象とした健康教育なども多く手掛けている。
現在は美容クリニックに勤務し、美容の悩みも含めて女性のトータルケアを手掛けている。